日本透析医学会雑誌
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症例報告
カフ型カテーテル長期使用の評価
山下 洋橋本 宗敬小池 裕之山口 剛史佐々木 茂
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2025 年 58 巻 4 号 p. 208-214

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抄録

透析患者の高齢化,透析期間の長期化により,カフ型カテーテル(tunneled cuffed catheter: TCC)使用は増加傾向にある.しかし本邦でのTCC長期成績報告は少ない.2020年10月から2024年4月のTCC(セントロスフロー)の初回留置65例の成績を評価した.男性40例,女性25例,平均年齢77歳(57~90歳)であった.一時的留置目的のブリッジユース(bridge use: BU)31例,それ以外のパーマネントユース(permanent use: PU)34例で,全例右内頸静脈より留置した.感染率は1,000カテーテル日あたり局所感染0.18,血流感染0.06であった.開存率は2年100%であった.生存率は,BUで1年79%,2年72%,PUで1年41%,2年25%であった.TCC(セントロスフロー)は合併症が少なく,長期開存成績は良好であり,使用に躊躇する必要はない.

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© 一般社団法人 日本透析医学会
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