日本透析医学会雑誌
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短報
プロトンポンプ阻害薬による低マグネシウム血症を呈した1例
樋口 真一北岡 玲央井上 源貴只縄 友香藤田 雅子田中 佑樹瀬尾 修平大下 格大橋 敦希
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2026 年 59 巻 2 号 p. 60-63

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抄録

患者58歳,女性,腎硬化症を原疾患とする慢性腎臓病により7年前に血液透析導入となった.以後週3回の維持透析に通院していた.定期検査で血清マグネシウム1.2 mg/dLと低下を認めた.4年前ごろより緩徐な低下を認め同時期より脳梗塞を合併し2次予防としてクロピドグレルとエソメプラゾールを開始していた.エソメプラゾールによる低マグネシウム血症を疑い中止したところ21日後の定期採血でマグネシウム2.2 mg/dLと改善した.PPIにより腸管からの吸収阻害により低マグネシウム血症が起こるとされる.透析患者は心血管障害の多さから抗血小板薬を内服し同時にPPIを内服していることが多い.そのためPPI内服患者では定期的なマグネシウムの検査が望ましいと考える.

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© 一般社団法人 日本透析医学会
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