背景:災害時における透析患者の安否確認の体制確立は必要不可欠である.しかし,透析患者の安否確認に特化したシステムは開発されておらず,既存ツールの活用や組み合わせによる対応が行われている.目的:Googleフォームを活用した安否確認訓練を行い,その有効性を検討することを目的とした.方法:当院の外来維持透析患者を対象に,2025年9月から2026年1月までの5か月間で計5回実施し,送信率,連続して3回の送信継続率の評価を行った.結果:送信率の最大値は75.6%,中央値(IQR)は69.0(64.3~73.8)%,継続率は63.6%であった.結論:ICTの活用には送信者のICTリテラシーの影響を受けるが,適切な支援体制と運用により,災害時に迅速かつ効率的な安否確認手段として有効であることが示唆された.