日本透析療法学会雑誌
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血液透析患者に合併した腸結核
飛田 美穂高宮 登美飯田 宜志北村 真在原 和夫平賀 聖悟佐藤 威
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1988 年 21 巻 8 号 p. 753-756

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抄録
透析患者の不明熱の原因として, 感染とくに結核の占める割合が高いことが知られている. 今回, 血液透析患者に合併した腸, 肝および腹膜の結核症例を経験したので報告する. 患者は60歳の女性で, 血液透析導入7ヵ月目に不明熱で当院へ入院した. 腹部超音波検査にて, 回盲部に直径約5cmの腫瘤を認め, 開腹術を行ったところ, 腸, 肝および腹膜に白色小結節が多発しており, さらに回盲部には穿孔性潰瘍を認めた. 術中迅速病理診断で, 定型的な結核腫であった. 回盲部切除・回腸上行結腸端々吻合術を施行した. 切除組織ならびに術中施行した肝生検組織の結核菌培養にて結核菌陽性であった. 術後39日目に結核専門病院へ転入院した.
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© 社団法人 日本透析医学会
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