日本透析医学会雑誌
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パラコート中毒における生命予後と動脈血ガス分析
大城 義之佐々木 環玉井 仁進藤 亨堅村 信介大澤 源吾柏原 直樹
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1999 年 32 巻 5 号 p. 345-347

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抄録

パラコート中毒は, 血液浄化法を含む様々な治療を行ってもいまだに救命率が高くない. 市立宇和島病院で1989年から1996年に経験したパラコート中毒12例に対し, 治療施行前に測定した動脈血ガス分析の結果が予後判定の指標になるかどうかを生存群と死亡群に分けて比較検討を行った. 死亡群では生存群に比較し, HCO3-, base excessは有意に低く代謝性アシドーシスの存在が救命率の低下に関与していた. パラコート中毒の予後予測に, 動脈血ガス分析は簡便かつ有用な方法と考えられた.

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