認知症治療研究会会誌
Online ISSN : 2435-8711
Print ISSN : 2189-2806
意識障害系認知障害という考え方
河野 和彦
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 7 巻 1 号 p. 22-31

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抄録

認知症は,意識が明確なときにも認知機能が病的に低いことで定義されるが,患者の高齢化時代においては,軽度の意識障害をもつ認知症患者が散見される.その場合,最優先に治療されるべきことは意識レベルであることはいうまでもない.そこで,主治医が患者に意識障害があると認識することが重要である.そしてシチコリン注射,抗てんかん薬など的確な治療を施す.

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© 2021 認知症治療研究会
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