「アクセシブル」なデジタル教科書である DAISY 教科書は、2008年施行の「教科書バリアフリー法」により、「教科用特定図書等」での「音声教材」として公式に位置づけられた。教科書デジタルデータ提供が義務化されたことは、特筆すべき前進であった。しかし2014年度以降現在に至るも、「調査研究委託事業」の成果物としてDAISY教科書を「無償給与」とする施策は持続され、製作主体は依然としてボランタリーベースのままである。今後の安定的な提供体制確立に向け、教科書発行者への発行義務化のための制度設計や財政措置などが必要である。