主催: 日本デジタル教科書学会
後援: 文部科学省, 富山県教育委員会, 富山市教育委員会, 富山大学人間発達科学部附属人間発達科学研究実践総合センター
会議名: 日本デジタル教科書学会第7回年次大会(富山大会)
回次: 7
開催地: 富山大学 人間発達科学部
開催日: 2018/08/18 - 2018/08/19
高校の次期学習指導要領には新科目「地理総合」が盛り込まれ、その中でGIS(地理情報システム)の実践が求められている。GISはICTの一部であるが、未だに全国の高校ではGISの実践が行われているとは言い難い状況であり、本稿はそうした状況に鑑みてGISの授業モデルを提案する。GISのスキルの向上のみならず、空間リテラシー、問題解決能力の向上を図ることが目的である。授業ではアクティブ・ラーニングを取り入れて講義一辺倒のスタイルから脱却して、随所で発問し討論を行わせた。本校の立地環境に鑑み土地利用と農業GISをテーマに授業を実践した。GISは「地理的な見方・考え方」を育成すると同時にシンキング・ツールであり、ESD(持続可能な開発のための教育)の視点からも有効なツールであることが証明された。