日本デジタル教科書学会発表予稿集
Online ISSN : 2432-6127
日本デジタル教科書学会第8回年次大会
セッションID: 2G-1C-3
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2G-1C
実社会の問題と関係付けたプログラミング教育単元開発のあり方-6年理科「電気のしくみとはたらき」と防災教育-
片山 敏郎
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抄録

 私は,実社会でのプログラミング活用と関連をはかることが,プログラミングの良さを実感することにつながると考え,6年理科「電気のしくみとはたらき」で実社会の問題である防災と関係付けてプログラミング的思考を育成する単元を開発した。「震災で停電の際も自動点灯する街灯の仕組み」をmicro: bitを用いて再現する体験を設定し,その後にプログラムの意味と意図を話し合うことで,自動点灯の仕組みと,節電の意図を理解することができた。また,プログラミング体験の中で,順次処理,条件分岐,反復処理等の思考を働かせることができた。更に,コンピュータならではのよさにも気付くことができた。本研究では,子どもの姿を基に,防災教育と関係付けてプログラミング教育を行う良さを報告する。

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