主催: 日本デジタル教科書学会
後援: 文部科学省, 新潟県教育委員会, 新潟市教育委員会, 新潟市小学校教育研究協議会, 新潟日報社, 特定非営利活動法人にいがたデジタルコンテンツ推進協議会
会議名: 2019年度日本デジタル教科書学会年次大会・研究会
回次: 8
開催地: 新潟など
開催日: 2019/08/17 - 2019/08/18
本研究では,公立小学校第6学年を対象として,児童一人一人がタブレット端末を持ち,社会科の学習の中で,学習の基盤となる「情報活用能力」を育成する授業の在り方を提案することを目的とする。情報活用の場面を7つに区分し,児童が意識して取り組めるように意味付けした。そして情報活用能力を育成する上で,どのような授業設計が効果的かを,実践を通して検証する。 4月に行った事前の意識・スキル調査と,7月に行った中間の調査の結果を比較したところ,「情報の収集」「整理」「分析」の能力で有意な伸びを確認することができた。一方で,「まとめ・表現」と「共有」の能力の一部で伸びは見られなかった 。また,タブレット端末を用いた思考・判断・表現力を求める評価テストは,この能力をはかる上で効果的であることも示唆された。