主催: 日本デジタル教科書学会
後援: 文部科学省, 新潟県教育委員会, 新潟市教育委員会, 新潟市小学校教育研究協議会, 新潟日報社, 特定非営利活動法人にいがたデジタルコンテンツ推進協議会
会議名: 2019年度日本デジタル教科書学会年次大会・研究会
回次: 8
開催地: 新潟など
開催日: 2019/08/17 - 2019/08/18
人間の脳の言語野は、発語などを司る運動性言語中枢のブローカ野と、音声言語の理解などを司る感覚性言語中枢のウェルニッケ野が中心となって構成されており、脳の特性から、言語習得には喉、唇、舌、耳を使っての“体得”が自然なアプローチと言える。しかしながら、発声、聴覚を中心とした授業運営は1人~4人程度の小規模な単位での指導が必要であり、公教育の場では教師の質・人数共に、英語にのみリソースを割り振ることは困難である。本稿では、発音と聴覚をインターフェイスとする英語学習アプリを紹介する。このアプリによって、講師が十分確保できない状況でも、学習者は体を使って言語を“練習”することができる。ICT機器を用いた一斉授業での活用の他、家庭学習や、大人になってからの実用英語学習にも効果的である。