主催: 日本デジタル教科書学会
後援: 文部科学省, 京都府教育委員会, 京都市教育委員会, 京都大学大学院教育学研究科教育実践コラボレーション・センターE.FORUM, 京都大学学術情報メディアセンター Learning and Educational Technologies Research Unit(緒方研究室)
会議名: 2020年度日本デジタル教科書学会年次大会
回次: 9
開催地: 京都/オンライン
開催日: 2020/08/10 - 2020/08/11
本研究では,各キャリアステージにおける公的研修を想定し,小学校教員9名を対象に,後藤(2020)が考案した「教育実践WEB会議」のシステムをベースに研修会を実施し,事後アンケート及び会議動画からその有用性と今後の課題を検証した.複数回の研修会のうち,【授業研究型:「整数と小数のしくみ」】と【研究発表型:「教師のキャリアと信念の変化」】を比較分析し,考察したところ,「ファシリテーションスキル」,「キャリアステージに応じた内容設定」がWEB研究会の成果に大きく影響を与えていると考えられた.また今後,WEB会議において重要となる観点の類型化やファシリテーター等のマニュアル作成,教員間のマッチングシステムの開発等を行うことで,効果的に「学び続ける教員」の育成に寄与できることが示唆された.