心電図
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原著
遠隔モニタリング管理における標準作業手順書導入の有用性
清水 憲彦後藤 利彦小林 成道丹羽 敦市野 成弘鈴村 国大田島 志緒里大手 信之
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2020 年 40 巻 1 号 p. 26-34

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抄録

遠隔モニタリング(RM)システムの普及に伴い,臨床工学技士のRMに関連する業務は増加している.そのため,RM関連業務を安全に効率化することが急務となっている.また,複数の臨床工学技士がRM業務に携わることから,均質な業務遂行のために,標準作業手順書(以下,手順書)の運用が求められるようになってきた.当院では2016年から手順書を導入し,それに基づいたRM管理を開始した.そこで,手順書導入前後1年間のRM関連業務の変化につき,比較検討を行った.RM対象症例は109例から136例へ増加した(増加率1.25倍).それに伴い,総アラート件数も増加(2,002件/年から2,367件/年に増加:1.18倍)したが,症例数の増加と比較すると,総アラート件数は相対的に減少した.最も影響したのは,心房細動に関連するアラートの減少(244件/年から60件/年:0.24倍)であった.適切なアラート設定を組み込んだ手順書の導入は,臨床工学技士のRMに関連する業務負担を安全に軽減した.

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© 2008, Japan Science and Technology Agency
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