心電図
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原著
除細動機能付き植込み型心臓デバイス患者における自動車運転制限の認知度と届け出状況の実態調査
千葉 裕基天満 太郎森 倫子佐々木 亮前野 幹平子 竜大伊藤 仁弥夏井 宏征立田 大志郎甲谷 次郎齋藤 翔太西野 広太郎門坂 崇秀中尾 元基甲谷 太郎渡邉 昌也安斉 俊久
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2026 年 46 巻 1 号 p. 5-14

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抄録

除細動機能付き植込み型心臓電気デバイス(cardiac implantable electronic devices with defibrillator:CIEDs-D)患者は公安委員会へ医師の診断書を提出し,適性検査の承認を受けることで,限定的に自動車運転が可能となる.これらの行為は自己申告制のため,届け出を怠るケースがあるにも関わらず,認知度調査がなされていない.当院における自動車運転制限に対する認知度把握のために,アンケート調査を実施した.当院通院中で同意書の取れた対象患者339名のうち運転免許保有者は227名で,71名(31%)が公安委員会への自己申告を怠っていた.中でも50歳以上が7割を占める結果であった.本研究から,CEIDs-D患者の自動車運転への関心の低さがうかがえる結果となった.自動車運転制限に対する認知度を上げるため,より慎重な周知方法が必要であり,特に中高年に対する内容説明には十分に注意が必要である.

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© 2008, Japan Science and Technology Agency
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