心電図
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心筋症の心電図・ベクトル心電図
斎藤 大治白木 照夫原岡 昭一
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1992 年 12 巻 2 号 p. 182-189

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抄録
肥大型心筋症41例を対象に, 肥大部位の違いがフランク法ベクトル心電図に与える影響について検討した.肥大部位は断層心エコー図およびMRIを用いて判定し, 最大肥厚部位によりSeptal (S) , Anterior (A) , Lateral (L) , Posterior (P) およびApical (AP) の各群に分類した.最大ORSベクトルの大きさには各群間に差が認められなかったが, 最大QRSベクトルの方向ではS-群は-180~-60°の範囲に, P-およびL-群は-60~0°に, AP-群は0~+90°の範囲に, それぞれ約70%の症例が分布し, S-群を除いて肥大部位と最大QRSベクトルの方向は一致した.QRS環はS-群では複雑な回転を示す例が多かったが, 他の群ではほぼ正常な回転を示した.最大Tベクトルは, P-群が他の群よりも前方に位置し, AP-群は他の群よりも大きかった.以上より肥大型心筋症の肥大部位は主として最大QRSベクトルの方向に反映されていることが明らかになるとともに, 中隔肥大群は他の群よりも不均一な群であることが推測された.
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© 一般社団法人日本不整脈心電学会
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