抄録
心筋Caチャネルの活動は自律神経系によって調節を受けている.アドレナリン作用ではβ受容体を介するcAMP依存性蛋白リン酸化によるチャネルの利用可能性の増大, GTP結合蛋白質によるチャネルへの直接作用, α受容体を介して活性化されるCキナーゼの作用 (促進と抑制) などが報告されている.一方, ムスカリン受容体刺激ではGTP結合蛋白質を介したアデニル酸シクラーゼの抑制が著明であるが, 同受容体によって増加するといわれているcGMPによるフオスフオジエステラーゼへの抑制または活性化作用, Gキナーゼによるチャネル抑制作用などが報告されている.