Otology Japan
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原著論文
地域在住中高年者における難聴と酸化ストレス関連遺伝子に関する縦断的疫学検討
杉浦 彩子内田 育恵下方 浩史安藤 富士子中島 務
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2011 年 21 巻 1 号 p. 13-22

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抄録
大規模な長期縦断疫学調査において地域在住中高年者の難聴と酸化ストレス関連遺伝子の多型との関連について検討した。一般地域住民男女2128名を対象とし、酸化ストレス関連遺伝子はNO合成酵素NOS3をはじめとする7遺伝子9多型について調べた。混合モデルにて良聴耳の各周波数気導聴力レベルを目的変数に、説明変数を各遺伝子多型とした解析(年齢、性、騒音職場歴の有無などで調整)を行い、ついで、一般化推定方程式モデルで目的変数を難聴の有無として行った。周波数別の解析ではNOS3、グルタチオンSトランスフェラーゼ、NADH/NADPHオキシダーゼp22phoxの多型で有意差を認め、難聴の有無においてもNOS3の多型で有意に難聴のリスクが高かった。酸化ストレスは老化のメカニズムとして重要視されているが、聴覚においてもその関連遺伝子の多型の一部は単独でも有意に地域在住中高年者の聴力閾値を増悪させる効果をもつと考えられた。
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© 2011 日本耳科学会
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