心電図
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心房細動特異的QOL評価法 (Atrial Fibrillation Quality of Life Questionnaire : AFQLQ) の開発
山下 武志熊谷 浩一郎是恒 之宏三田村 秀雄奥村 謙小川 聡内藤 佳津雄長嶋 紀一
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2003 年 23 巻 4 号 p. 332-343

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抄録

心房細動治療方針決定に重要な疾患特異的QOL評価法の確立を目的として, 多施設共同研究を行った.心房細動に関連する質問の網羅, QOLモデル化に従った質問の整理, 質問表の作成を行ったうえで, 心房細動患者205例から回答を収集し質問回答の解析を行った.心房細動に伴う症状に関して持続時間の回答に欠損値が多い一方, 頻度についての回答率は良好で2因子を内包する質問項目と考えられた, 症状の個体感受性は頻度とは異なり1因子で判別される意義を有していた, 精神的側面と日常生活制限に関する質問の回答率も良好で, 4つの異なる因子を内包していた, このような解析に基づき, 欠損値の高い質問の削除, 同一因子に属する重複質問の削除, 回答形式の修正を行い, 26項目の質問項目より構成される心房細動特異的QOL質問表 (AFQLQ) を開発した.このAFQLQは心房細動治療方針の決定において有力なツールとなるものと考えられる.

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© 一般社団法人日本不整脈心電学会
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