工学教育
Online ISSN : 1881-0764
Print ISSN : 1341-2167
ISSN-L : 1341-2167
高専機械工学科における実習授業の役割とその教育効果
杉谷 洋一谷本 明逸足立 俊幸小口 英樹岸 悠河添 久美山内 義一山口 顕司
著者情報
ジャーナル フリー

2003 年 51 巻 1 号 p. 41-47

詳細
抄録

高専機械工学科の専門教育課程における実習授業は,実践的技術者の養成や低学年時における専門教育科目に対する導入課程として大きな意義を持つ.また,最近は製造業をとりまく社会情勢の変化から「ものづくり」教育に対する関心も高まっており,実習教育の果たす役割は重要である.これからの高専における「ものづくり」教育や,実習教育のあり方を考えるために,実習授業の受講学生を対象として実習教育の内容に関するアンケート調査を行った.その結果,学生の専門教育に対する意識向上における実習教育の有効性が明.らかになった.特に,1~3年まで継続的に実習教育を行うことが教育効果を高めていることがわかった.

著者関連情報
© 公益社団法人 日本工学教育協会
前の記事 次の記事
feedback
Top