環境感染
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バンコマイシン (VCM) 血中濃度解析を通じた院内感染対策委員会へのかかわり
継田 雅美飛田 三枝子山田 徹小田 明勝山 新一郎吉川 博子藤井 青丸田 宥吉
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キーワード: 感染対策
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2000 年 15 巻 3 号 p. 259-263

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抄録

院内感染対策の一つとしてバンコマイシン (VCM) 血中濃度測定・解析を行い, その適正使用をはかることができた.VCM使用患者を薬剤部で把握し, 感染症専門医と連絡をとりTDMを行った.施行期間6ヵ月で19症例測定され, 17例に解析を行った.投与方法変更を提案したのは12例 (70.6%) であった.血中濃度測定・解析により早期に至適濃度に調整することが可能であり, 臨床上有用な例が多かったことから, 院内感染対策の立場からもTDMは必要であると思われる.

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© 日本環境感染学会
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