予防精神医学
Online ISSN : 2433-4499
児童精神科医と学校との連携ー神経発達症を中心にー
今村 明山本 直毅三宅 通馬場 杏菜疋田 琳田山 達之大橋 愛子熊﨑 博一小澤 寛樹森本 芳郎
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2022 年 7 巻 1 号 p. 42-49

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抄録
長崎県では、2003年、2004年、2014年に起こった重大な少年事件についての検討から、2015年10月、長崎大学病院地域連携児童思春期精神医学診療部が設立された。事件の振り返りから、このような事件の発生を防ぐためには、医療機関と教育機関との連携が必須であると考えられた。 当診療部では、学校との連携について以下のようなことを行っている。まず神経発達症による問題と児童虐待などによって生じる愛着・トラウマの問題に対し、包括的なアセスメントを行い、結果を本人・家族だけではなく、学校とも共有する。次に教員に対して、発達のかたよりがある子どもには、その子の発達特性に合った指導を行うこと、愛着・トラウマの問題がある子どもには、トラウマインフォームドケアを念頭に置いた対応を行うことを説明し、子どもに対して適切な指導が行われるように導く。また家庭と学校との対立の構造に介入していく。  本稿ではこのような学校への介入を中心に、当診療部の取り組みを紹介する。
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© 2022 日本精神保健・予防学会
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