日本臨床救急医学会雑誌
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原著
小型ドクターカーによる医師現場活動について
鈴木 範行森脇 義弘荒田 慎寿小菅 宇之岩下 眞之春成 伸之豊田 洋麻生 秀章久保田 真人菊池 清博
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2008 年 11 巻 3 号 p. 286-291

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抄録

普通乗用車を改造した小型ドクターカーを用いて医師現場活動を行った。119番通報の内容が意識・呼吸の異常,高エネルギー事故・大出血・救助事案,胸痛・背部痛・突然の激しい頭痛, 目撃のある心肺停止症例など医師による現場活動が傷病者の予後改善に有用と思われる傷病者に対し,司令管制員がドクターカーの出動要請をした。スタッフ医師・研修医・看護師・運転手各1名が,平日日勤帯に半径3km・10分圏内の地域へ出動した。医師による現場活動は1年間で意識障害31例,高エネルギー事故17例,胸痛6例,閉じ込め・救助事案各5例,呼吸不全2例, 目撃のある心肺停止1例の62件で,現場からの搬送はすべて消防の救急車で行った。従来タイプのドクターカーに比べ,小型ドクターカーは車両費用が抑えられ,狭い路地・急坂など出動範囲に制限なく,機動的な走行が可能であり,医師が迅速に救急・災害現場へ出動する車両として期待される。

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© 2008 日本臨床救急医学会
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