日本臨床救急医学会雑誌
Online ISSN : 2187-9001
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調査・報告
救急救命士生涯教育における病院実習の現状と問題点
重田 はるみ岡田 亜紀山本 裕梨子鎌田 八重子黒木 みちる上谷 節雄中山 伸一小澤 修一
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2010 年 13 巻 3 号 p. 349-355

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抄録

当センター開設と同時に開始した救急救命士研修は5年が経過した。救急救命士にとって有意義なものとなっているか,今後の課題を明らかにするために,当センターで研修を受け入れた救急救命士を対象にアンケート調査(研修のほとんどを占める生涯教育研修について)を行った。アンケート結果から,全体的に満足度の高い研修ができていることがわかった。現場活動に直結する研修項目の必要度は高く,初療とドクターカーでの研修はともに95%以上が必要と答えていたが,ICUは32%が不必要という回答であった。また,研修項目として必要度が69%以下となった項目の1つにナーシングケアがあった。ICU研修ヘのニーズが低い結果となったが,救急患者の回復過程を知ることはICU研修の大切な目的であり,必要ないという回答が多いことは大きな問題と考えられた。

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© 2010 日本臨床救急医学会
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