日本DMAT(Disaster Medical Assistance Team:災害医療派遣チーム)隊員養成研修を開始後4年以上が経過した。その間に実災害を経験したことにより得られた,さまざまな教訓や改善された仕組みがある。これを生かすために,研修内容の改訂が必要になった。そこで研修講師に対して現行プログラムの改良点に関するアンケートを実施した。そして,その結果を基に厚生労働科学研究「健康危機・大規模災害に対する初動期医療体制のあり方に関する研究」の研究会議において,プログラム見直しに関する議論を行った。これにより得られた結論は,以下の3点にまとめられる。①新しいプログラム内容や研修方法に関する改訂案の提示,②隊員の知識や技能レベルを標準化し,効率的な研修を実施するために,事前のJPTECTM,JATECTM受講が望ましいことの提示,③ DMAT研修受講後の隊員が知識と技能を維持,更新するために標準化された継続研修案の提示。