日本臨床救急医学会雑誌
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調査・報告
各種声門上デバイス(LMA ClassicTM,LMA UniqueTM,LMA SupremeTM,i-gel,air-QTM)の挿入に対する比較検討
横山 徹南 浩一郎尾方 純一河合 誠義
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2011 年 14 巻 3 号 p. 445-452

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抄録

目的:重症傷病者の救急搬送における気道管理は,生命予後を左右する最重要課題の1つである。ラリンジアルマスク(LMA)は気道確保のデバイスとして広く使用されてきたが,最近,LMAを改良したデバイスが臨床に使用されるようになった。本研究では,新型声門上デバイスの挿入時間や成功率などを従来のLMAと比較検討を行った。方法:新型声門上デバイス(sLMA,i-gel,air-Q)の使用経験のない救急救命士研修課程修了者10名に,cLMA,uLMAと同じ手順でモデル人形に挿入させ,初回挿入成功率,挿入時間を測定した。また,各デバイスの挿入しやすさをアンケートした。結果:挿入時間はair-Qが最も早く,i-gel,sLMA,cLMA,uLMAの順であった。air-Q,i-gel,sLMA,cLMAの初回挿入成功率は100%であった。アンケートではsLMA,air-Qが挿入しやすいという結果であった。結語:新型声門上デバイスのうちair-Qは挿入時間が短く,挿入もしやすかった。 air-Qは救急搬送中の気道管理で有用性が期待できる。

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© 2011 日本臨床救急医学会
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