われわれは,情報収集・分析・意思決定・周知という過程の「情報管理」の実施を災害対策本部の役割と考え,この過程の訓練・評価方法の手段の整備が必要と判断し,情報トリアージ方法の整備を行った。トリアージ方法は,(1)情報抽出,(2)「緊急性」「重要度」での選別,(3)複数事項のカテゴリー化と名称付与,(4)資源配分を鑑みた優先順位決定,の4段階をふむ。内部評価は2種類行い,それぞれ別の本部要員を対象に行った。方法の評価には机上訓練での記述式アンケート,自己の能力向上への方法の貢献度評価には事前研修・本訓練を通じたVisual analogue scale(VAS)の変化を用いた。結果は「理解が容易で自施設でも応用でき役立つ」という評価であった。また,事前研修前後でVASの上昇からは個人の能力向上に役立つと考える。本法は情報収集・分析の過程の円滑化に貢献し,その後の意思決定の支援となり得ると考える。