日本臨床救急医学会雑誌
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調査・報告
JPTECプロバイダーコースにおける気管挿管時の頭部保持指導
森本 文雄藤井 正則関根 和弘髙橋 一昭
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キーワード: 外傷診療, 頸椎保護, JPTEC
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2013 年 16 巻 2 号 p. 81-83

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抄録

目的:JPTECプロバイダーコースで,外傷患者における気管挿管時の頭部保持の指導をし,有用性を判定する。対象および方法:JPTECプロバイダーコースの指導スタッフにアンケートを実施した。アンケート集計後,コースにおける外傷患者における気管挿管時の頭部保持の指導方法を検討した。最終的には車外救出のブースで,全身脊柱固定からのアンパッケージを指導する際に,気管挿管時の頭部保持を追加説明した。コース終了後,受講生にアンケートを実施した。結果:指導スタッフ32名中,外傷患者における気管挿管時の頭部保持の仕方を知っていたのは9名(28.1%)で,うち8名がJPTECプロバイダーコースで教えたほうがいいと回答した。受講生21名中19名(90.5%)が外傷患者における気管挿管時の頭部保持の仕方をコースで理解できたと回答した。

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