背景と目的:板橋Cityマラソン2019において,救護ボランティアの統括を目的として「LINE」を使用し,①全体の活動状況を迅速に把握すること,②全体に迅速に情報伝達を行うことができるかを検証した。方法:配置場所到着報告用,救護活動報告用,撤収報告用という3つの「LINE」グループを作成し,救護ボランティア全員を登録した。報告内容を統一するため,指定のフォーマットを各「LINE」グループに添付した。上記の報告内容を適宜「LINE」グループを通して報告するよう指示した。結果と考察:「LINE」による通信手段は,報告内容に合わせて専用のグループを作成し,簡潔なフォーマットを用い,取り扱い要領を遵守することで,救護ボランティア全体の活動状況が迅速に把握でき,迅速に情報伝達を行うことができた。「LINE」は救護ボランティアの統括を行うための通信手段として有用であると考える。