日本臨床救急医学会雑誌
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調査・報告
外傷全身CTにおける上肢挙上困難例に対するdual-energy CTの有用性の検討
田代 雅実田中 善啓深谷 理人塩田 翔一五月女 康作山品 博子
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2025 年 28 巻 1 号 p. 41-47

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抄録

外傷全身CTの上肢挙上困難例では,上肢によって生じるアーチファクトにより画質低下を引き起こす。本研究は,dual-energy CT(以下DECT)が上肢によって生じるアーチファクトを改善できるかを評価した。人体ファントムを用いた評価により,DECTのstandard deviation(SD)は,single-energy CT(以下SECT)よりも有意に向上したことが示された。また,DECTの軟組織ロッドのcontrast-to-noise ratio(CNR)は,SECTよりも高く画質の向上が期待された。このことから, DECTは,撮影時間,画像作成時間を考慮しながら上肢挙上困難例の外傷全身CTに,DECTが有用である可能性が示唆された。

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