目的:Prehospital Emergency Medical Evaluation and Care(PEMEC)受講者がコース内容をどのように認識しているかを分析すること。方法:2023年10月~2024年2月のPEMEC受講者にアンケートを実施し,「評価」および「勧奨意向」に対する理由を自由記述で収集した。得られたデータをテキストマイニングソフトウェア(KH Coder)により解析し,共起ネットワーク/対応分析を行った。結果:435/633名の回答から「PEMECアルゴリズムを現場で活用できる」「同僚に勧める」という認識が抽出された。「良い」評価群で「学ぶ」「考える」「繋がる」など能動的語句が多く,5年未満では学習機会,5~15年未満は実務手法,15年以上は臨床判断に関連する語句が特徴であった。結論:PEMECは現場実践に有用な教育と認識されていた。今後は経験年数に応じた教育戦略の最適化が課題である。