日本臨床救急医学会雑誌
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調査・報告
救命救急センターにおけるフェンタニル供給制限下でのレミフェンタニル適正使用プロトコル策定と実態調査
渡辺 圭近藤 匡慶小原 衣未里田中 知恵久野 将宗矢島 領菅谷 量俊林 太祐
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2026 年 29 巻 4 号 p. 760-767

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抄録

フェンタニル注射液の供給制限を受け,当院救命救急センターでは人工呼吸器管理下の鎮痛薬の使用が課題となり,代替薬としてレミフェンタニル静注用を使用する方針となった。そのため,簡便でかつ安全にレミフェンタニルを使用することを目的に統一濃度・固定開始用量によるレミフェンタニル適正使用プロトコル(以下,本プロトコル)を策定した。2025年3月1日~5月31日に本プロトコル下でレミフェンタニルが投与された39例を対象に,遵守率,逸脱事象,投与速度を後方視的に調査した。遵守率は92.3%であり,逸脱例はいずれも速やかに是正された。レミフェンタニルの開始投与速度は添付文書と同等であり,有害事象は軽微な低血圧1例のみであった。フェンタニルの供給制限下において,本プロトコルは添付文書に準じた投与方法として運用され,重大な安全上の懸念は観察されなかった。

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