日本臨床救急医学会雑誌
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調査・報告
救急救命士の病院連絡能力向上を目的とした多職種連携型教育プログラムの開発と評価
稲富 崇司上田 奈央長崎 智雪本 幸伯入野谷 崇土江 浩徳
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2026 年 29 巻 4 号 p. 777-784

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抄録

目的:救急救命士の病院連絡教育として,救急活動場面の再現動画教材とKJ法を用いた多職種連携型教育プログラムを開発し事後評価した。目的は病院連絡の苦手意識改善,相互理解の深化,観察の新たな気づき・発見の獲得とした。方法:救急救命士3名と看護師4名で課題を抽出し設計した。救急救命士26名と看護師3名で実施し,再現動画教材(交通外傷・転倒[飲酒])視聴後,KJ法に基づき付箋記載情報を分類・統合して病院連絡内容を作成し,模擬病院連絡と即時フィードバックを行った。結果:有用性中央値4[四分位範囲4-5](n=29)であった。気づき・発見は救急救命士24/26(92.3%),看護師3/3(100%),救急救命士の気づき・発見対象は看護師19/24(79.1%)が最多であった。次回参加意欲については,全員が参加を希望した。結論:自己評価では有用性が高く,目的に関連する学習経験が報告された。今後は客観的アウトカムを用いた検証が必要である。

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