目的:救急救命士の病院連絡教育として,救急活動場面の再現動画教材とKJ法を用いた多職種連携型教育プログラムを開発し事後評価した。目的は病院連絡の苦手意識改善,相互理解の深化,観察の新たな気づき・発見の獲得とした。方法:救急救命士3名と看護師4名で課題を抽出し設計した。救急救命士26名と看護師3名で実施し,再現動画教材(交通外傷・転倒[飲酒])視聴後,KJ法に基づき付箋記載情報を分類・統合して病院連絡内容を作成し,模擬病院連絡と即時フィードバックを行った。結果:有用性中央値4[四分位範囲4-5](n=29)であった。気づき・発見は救急救命士24/26(92.3%),看護師3/3(100%),救急救命士の気づき・発見対象は看護師19/24(79.1%)が最多であった。次回参加意欲については,全員が参加を希望した。結論:自己評価では有用性が高く,目的に関連する学習経験が報告された。今後は客観的アウトカムを用いた検証が必要である。