2002 年 5 巻 4 号 p. 396-399
研修医が救急車に同乗し,病院搬入後も収容先病院にとどまる研修方式を考案した。研修医は初療を見学し,許可があればこれに参加できる。これを「継続研修」と名付けた。「継続研修」を行った症例について初療記録を作成し,将来的には研修医自身に初療マニュアルを完成させることを目的とする。また多人数の研修が可能で, 3日に1回の乗務とすれば年間60人まで研修医を受け入れることができる。この研修を試験的に導入した記録を提示した。秋田市消防本部は救急救命士の資格保有率が高く,また,秋田市内では搬送先病院の数が限られ,これらの病院の規模・規格が一定の水準以上である。以上2点の秋田市の特徴から,この研修方式が可能となりえると考えられた。また,継続研修は他の地域・施設でも検討に値すると考えられる。