日本臨床救急医学会雑誌
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症例・事例報告
トリアージ訓練における問題点の検討
藤田 信彦池田 栄人林 章平中尾 雅一大島 洋一上島 康生城野 晃一平岡 範也濱島 高志
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キーワード: トリアージ, START式
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2003 年 6 巻 3 号 p. 293-296

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抄録

当施設において集団災害を想定した防災訓練を行い,トリアージの際の問題点につき検討した。トリアージ法としてSTART(Simple Triage And Rapid Treatment)式は有用であると考えられたが,現時点ではなお普及不足と思われた。トリアージの際にもっとも大きな問題となった点は実際のトリアージ作業,なかでもトリアージタッグの記入であり,今後も訓練などを通じてトリアージ作業に精通しておく必要があると思われた。また,トリアージ中の患者や家族への対応も大きな問題となり得ると考えられ,今後はトリアージ技術の向上に努めるだけでなく予想されるさまざまな問題点につき,あらかじめ対策を講じておく必要があると考えられた。

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© 2003 日本臨床救急医学会
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