2004 年 7 巻 1 号 p. 25-30
2002年4月1日より1年間に当院を時間外に受診した265症例について検討した。①軽症例・小児・高齢者が多い,②診療時間終了直後の受診症例が多い,③症状発現後,ただちに受診するとは限らない,④事前に電話連絡する傾向がある,⑤慢性疾患のためのかかりつけがある,などの特徴がみられた。このような患者さんたちが基幹病院を時間外受診すると救急外来は混雑し,結果的により重症な患者さんの診療の遅れを招きかねない。それを防ぐためには基幹病院以外にも気軽に時間外受診できる施設や体制がほしい。しかし,時間外診療や救急外来受診の報告は少なく,主張は難しい。時間外のみならず,すべての医療に関して実態を報告し,医療の供給を需要に合わせるべきである。