日本臨床救急医学会雑誌
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症例報告
喀血を伴う重篤な肺挫傷に対し分離肺換気,ECLAにて救命し得た1例
安達 普至石井 賢造金子 高太郎須山 豪通斉藤 智誉森川 真吾河野 安宣田原 直樹右田 貴子石原 晋
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2004 年 7 巻 1 号 p. 41-44

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抄録

鈍的胸部外傷による肺挫傷は,大量喀血によりときに致死的となる。通常はダブルルーメン気管チューブを用いて左右肺の気道を分離(左右肺分離)することにより,出血側から健側への血液の垂れ込みを防止することで危機を回避できる。また,出血側のルーメンをクランプすることにより,タンポナーデ効果で止血を期待することができる。しかし両側から出血している場合や,肺挫傷が広範に及ぶときは左右肺分離にも限界がある。今回,鈍的胸部外傷による肺挫傷,外傷性仮性肺囊胞から気道内への出血を認めたため,分離肺換気による呼吸管理を施行したが,十分に酸素化を維持できなかったために酸素化補助としてECLA(extracorporeal lung assist)を施行し,出血・塞栓などECLAの合併症を起こすことなく救命できた症例を経験したので報告する。

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© 2004 日本臨床救急医学会
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