2021 年 2021 巻 3 号 p. 94-97
音声コミュニケーション重視のアクティブラーニング型の同期型オンライン英語科教育授業参加者の満足度を,どのような要因で予測できるかについて,学期終了直後に実施した質問紙調査を基に分析した.その結果,参加者の英語熟達度,ネットワーク環境,ICT技能,グループ活動,WEB型相互評価アンケートという要因で参加者満足度の61.5%が説明され,学習者間のグループ活動が最も強い影響を与えることがわかり,交流距離理論の3要素の中の対話(dialog)が,オンライン英語授業満足度に重要な役割をもつことが明らかになった.