日本教育工学会研究報告集
Online ISSN : 2436-3286
学習方法の自己選択及びPCを活用した協働学習に慣れた児童の学習過程に関する事例研究
村上 唯斗当麻 由惟登本 洋子大村 龍太郎高橋 純
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2022 年 2022 巻 1 号 p. 97-104

詳細
抄録

本研究は,1人1台の情報端末及びクラウド環境において,自ら学習形態や学習ツールを選択すること及びPCを活用した協働学習に慣れた児童1名の学習過程の特徴を明らかにした.結果,1)学習過程は,課題設定,学習計画,情報収集など,社会科の課題解決の学習過程との共通性を見出したが,探究的に協働学習を進める際に必要とされる「グループを形成する」活動も確認された.2)学習形態が任意に選択可能であった時間のうち,93%の時間でグループの学習形態を選択していた.3)学習ツールは,情報の収集の際に最も多く活用され,中でも教科書の資料を確認する際に活用されることが最も多かった.

著者関連情報
© 2022 日本教育工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top