2022 年 2022 巻 3 号 p. 13-19
プログラミング教育と理科での探究的な学習において,問題解決のサイクルを同じ枠組みで捉え,児童が自身の問題解決過程を可視化することで,問題解決の方法や手順の振り返りや理解を支援する授業を実践した.小学校5年生の児童が,理科の天気の単元と総合的な学習の時間のプログラミング教育の授業において,問い,予想,計画,実行,分析,考察での自身の活動や考えを記録し,授業の最後にそれらを振り返った.実践の前後に収集した問題解決や情報活用能力に関するアンケートから実践の効果や課題が明らかになった.