2022 年 2022 巻 3 号 p. 136-141
本研究では,今日的社会問題への批判的思考・態度を醸成することを目的としたPBL科目において,地域社会からの参加者の関与方法が履修者にどのような効果をもたらすかを検討している.対象科目は講義室での授業実施が制限された2020年度に新規開講し,同時双方向型オンライン会議システムを使用して地域社会とのコミュニケーションを行ってきたものである.2022年度は希望者のみを対象としたフィールドワークを初めて実施した.3か年に渡る授業設計を考察する.