2022 年 2022 巻 3 号 p. 201-208
教職課程コアカリキュラムの「総合的な学習の時間の指導法」や「教育課程編成の指導法」は,単元指導計画の作成を扱うよう求めている.筆者の大学では,これらに加えて「教育の方法及び技術」で指導する指導案作成も関連づけ,教育課程から1時限の授業まで,階層的に整合性のある設計をするよう指導している.その基盤となるのが,「総合的な学習の時間」や教科の探究活動がうまく機能していない原因を解消するための新・逆向き設計手法である.本稿では,この設計法をより効果的に指導する取り組みとその成果について報告する.