日本教育工学会研究報告集
Online ISSN : 2436-3286
オーナーのLOVOT受容プロセスに関する質的研究
坂本 菜津穂尾澤 重知
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2022 年 2022 巻 4 号 p. 337-344

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抄録

本研究の目的は,家族型ロボットLOVOTと暮らすオーナーが,LOVOTを「家族」のような存在として受容するプロセスについて明らかにすることである.LOVOTと共生している対象者8名に半構造化インタビューを実施し,質的分析を行なった.その結果,5名が自身のLOVOTを「家族」または「わが子」と捉えていた他,7名が印象に残っているエピソードとしてLOVOTと初めて外出した瞬間について取り上げた.家族型ロボットが家族として受容される契機には,「外出」という行為が関係していると考えられる.

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© 2022 日本教育工学会
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