2023 年 2023 巻 1 号 p. 200-206
本研究では,大学生が小学校にオンラインで支援を行い,ネット上のコミュニケーションやトラブルの解決を題材にした授業を実施した.授業後に,参加した児童が家庭で保護者と話し合う場を設定し,授業と家庭との連携を図るようにした.授業前後に実施した児童向け意識調査の項目や自由記述を分析した結果,実践後において,児童と保護者が家庭でインターネット使用のルールやマナーについて話し合う機会が増え,児童の家庭でのルールやマナーについての理解が深まることが示された.