日本教育工学会研究報告集
Online ISSN : 2436-3286
SAMRモデルに基づくICT活用状況の分析
―小学校理科を事例として―
山野井 貴浩望月 信吾
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2023 年 2023 巻 3 号 p. 66-69

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抄録

小学校教員を対象に質問紙調査を行い,現在のICT活用の状況をSAMRモデルの観点から調査した.質問紙は理科を事例として作成し,20代~50代以上の計100名から回答を得た.その結果,現在のICT活用の実施頻度はS,A,M,Rの順で低くなる傾向が見られ,MやRの実践や授業の立案が出来ない理由としては「時間が足りない」の回答が最も多かった.一方で,MやRの活用についても現状の頻度より行っていくべきであると回答した.また,7割以上の教員がSAMRモデルは学校教育におけるICT活用を推進していく上で有用であると回答とした.

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© 2023 日本教育工学会
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