日本教育工学会研究報告集
Online ISSN : 2436-3286
児童が生成AIの役割を自ら切り替えながら活用し問題解決に取り組む授業実践
坂本 誠森本 康彦
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2024 年 2024 巻 3 号 p. 153-159

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抄録

近年,教育現場においても生成AIの利活用が注目されている.本研究では,児童生徒が生成AIを活用して学習に取り組み,学びを促進させることを目的とした.具体的には,児童生徒が学びにおける生成AIの役割を明示的に宣言することで,活用するタイミングや生成AIへのプロンプト,生成AIから出力された回答の受け取り方を考えながら生成AIを活用できるという仮説をたてた.次に,その仮説をもとに児童生徒が生成AIの役割を自ら切り替えながら活用する学習方法を提案し,小学校第6学年の児童を対象に問題解決に取り組む授業実践を行った.その結果,たてた仮説が支持されることがうかがえた.

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© 2024 日本教育工学会
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