日本教育工学会研究報告集
Online ISSN : 2436-3286
探究的な学習における生成AIの活用方法と課題の検討
登本 洋子齋藤 玲堀田 龍也
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2025 年 2025 巻 1 号 p. 223-226

詳細
抄録

本研究では,探究的な学習のさらなる充実に向けて,性能が著しく向上し続けている生成AIの活用方法を検討した.具体的には,探究的な学習のプロセスで,児童生徒が遭遇しうる活用場面を想定し,そこでの生成AIの活用方法と課題の整理を試みた.結果,生成AIは即時性や汎用的知能といった観点から,生身の人間と同等かそれ以上のパフォーマンスが期待できる可能性がある.一方,情意的な支援や情報の正確性においては課題があり,生成AIの利用に伴うリスクを踏まえつつ,児童生徒が適切かつ効果的に活用できるような指導方法の確立が求められる.

著者関連情報
© 2025 日本教育工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top