2025 年 2025 巻 2 号 p. 115-118
日本の介護福祉士養成校においては留学生が,介護現場においては外国出身の介護人材受け入れが進んでおり,現場で欠かせない存在となりつつある.その一方,専門教育の有無や文化背景などが彼らの高齢者認識に与える影響は不明な点が多い.本研究では,専門教育と文化背景が高齢者に対する潜在的態度に与える影響について検討した.介護福祉専攻および非専攻のベトナム人留学生と日本人学生を対象に,高齢者に対する潜在的態度調査で得られたデータに対し2要因分散分析を実施した.結果,教育要因では有意差が認められなかったのに対し,出身要因において有意差が認められた.教育背景に関わらず,ベトナム人の方が高齢者に対し潜在的に好意的な態度を有していることが示唆された.