日本教育工学会研究報告集
Online ISSN : 2436-3286
教師間チャットによる即時共有が授業観察に与える影響の検討
堀田 雄大八木澤 史子三井 一希佐藤 和紀堀田 龍也
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2025 年 2025 巻 2 号 p. 198-203

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抄録

授業中に児童の学習や教師の指導の様子について観察した内容を,教師間でチャットを用いて即時共有することが,授業観察に与える影響を把握することを目的とし,公開研究会に参加した教員を対象にアンケートを実施した.分析の結果,視点の拡張・補完,他者との比較・共感,授業理解の深化,教師の指導技術の理解,観察の共有感,情報処理の困難さの6つのカテゴリが生成され,チャットの閲覧は授業の多様な事実や解釈の共有を促す一方,認知的負荷も確認された.

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© 2025 日本教育工学会
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