日本教育工学会研究報告集
Online ISSN : 2436-3286
看護シミュレーション教育における評価視点の再検討とAIシミュレーション教材への示唆
川上 祐子中村 康則任 和子
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2025 年 2025 巻 2 号 p. 340-347

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抄録

本稿では,看護基礎教育におけるシミュレーション教材の教育的評価を検討することを目的に,国内文献28件を対象とした文献レビューを行った.その結果,評価指標は「学習成果」「学習プロセス」「学習動機・満足度」「臨床準備性」「教材設計」の5分類に整理され,評価視点としては「学習者視点」「教員・評価者視点」「システム視点」の3つが抽出された.既存研究の多くが学習成果や学習者視点に偏っており,教材設計やシステムの妥当性,学習プロセスの可視化といった側面が十分に検討されていないことが明らかとなった.これらの知見は,近年注目されるAIシミュレーション教材の設計・評価においても,教育的妥当性や客観的なプロセス評価の必要性を再認識する上で有用であった.

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© 2025 日本教育工学会
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