本研究の目的は,公立小学校において個人探究を行い,1)児童の学習観にどのような変容が認められるか,2)どのような学習観をもつ児童は個人探究をうまく進められるかを検討することで,小学校個人探究と児童の学習観の関連を明らかにすることである.公立小学校第4〜6学年の児童を対象に個人探究を実施した.学習観尺度と個人探究の達成度に関する児童192名の質問紙調査の結果を分析した結果,実践前後で意味理解志向学習観の平均値は上昇し,暗記再生志向学習観の平均値は低下した.また,学習観のうち,意味理解志向学習観が特に強く個人探究の達成度に影響を与える可能性が示唆された.